どういう事かわかる?
それが問題になるから最近はやたらと「永久脱毛」ってあまり使われなくなってきたのも事実なんだ。
青髭脱毛を考えた人ならば、一度は聞いたことがある「永久脱毛」。
せっかく青髭を解消する為に脱毛を受けるのであれば、青髭に悩むことがないように永久脱毛したいですよね。誰しも同じように思うはずです。
しかし、脱毛を受ける側のあなたと、脱毛を提供する側とでは「認識のギャップ」が存在するのです。これには、売上を上げたいと思う提供側の広告戦略が誇大広告になっていたことと、「永久脱毛の定義」が絡んできます。
今回は、脱毛を提供する側の永久脱毛に関する認識はどういったものなのか?永久脱毛の効果は一生続くのか?も踏まえ紹介していきます。
Contents<目次>
「永久脱毛」実は!永久ではない?
一般に「永久」とは、「果てしなく続くこと」を言います。なので、「永久脱毛」と言われれば脱毛効果が一生続くことと理解するのが普通ですし、それを期待するでしょう。
しかし、脱毛を提供する側としての「永久脱毛」に関しての認識は、一般の「永久」とはちょっと違います。では「どのような状態のことを「永久脱毛」と言うの」でしょうか?
何も知らなければ、永久脱毛を受けた後にショックを受けるかもしれません。そうならない為に、「永久脱毛の定義」を知っておきましょう。
「永久脱毛の定義」とは
日本の脱毛の歴史は浅く「永久脱毛」に関する定義が無いのが実情です。
しかし、脱毛先進国でもあるアメリカで脱毛に関しての定義があるので、日本でもそれを基準にクリニックやエステサロンは運営しています。
しかし、定義上の「永久脱毛」が出来るのは医療機関となるクリニックなどでしかできません。エステサロンなどで「永久脱毛」を行うと法律に違反する行為となります。
下記にアメリカの電気脱毛協会(AEA)やアメリカ食品医薬品局(FDA)※の定義を紹介します。
アメリカ電気脱毛協会での永久脱毛定義「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」
アメリカ食品医薬品局での永久脱毛定義「脱毛施術3回を行った6カ月後に67%(2/3)以上の毛が減っている」
これは簡単に言うと、「一生毛が生えてこないことを言うんじゃないよ」「脱毛の成功率が80%以上なら永久脱毛と言えるよ」みたいなことです。一般的な永久と言う意味とは違い、生える可能性を残している定義となっています。
ノンアルコール飲料が流行りだした時、アルコール度数が0%だと思っていたけど、実はアルコール度数1%未満はノンアルコールと表記して良いんだ、と言うのを知ったときがありましたが、これと同じような解釈でしょう。
※ FDAは日本で言う「厚生労働省」に準ずるアメリカ政府機関
でも実際のところ、永久脱毛したら生えてこないのを期待しちゃうよね。
永久脱毛が出来る医療機関とは?
上記で説明したように、永久脱毛は医療機関でしか出来ません。
要は、医師、看護師が常駐する病院やクリニックとなります。中には、エステサロンなのに、名前だけに〇〇クリニックとついている所もあります。
1984年に、強い脱毛効果のある医療レーザーや、ニードル脱毛(絶縁針)で行う永久脱毛は医師以外が行うことを違法と位置づけました。
またその後の2001年には医療用かどうかに関係なく、毛乳頭などを破壊する機器を医師以外が使用することも医師法違反になるとしています。
つまり、「脱毛サロン」「エステティックサロン」「エステ脱毛」などの医療機関でない場所で使用する機器は、永久脱毛(医師法に触れない)にあたらない出力の低く設定されたものという解釈となります。
これは、広告に永久脱毛と記載することもできませんし、「永久脱毛ができるよ」と言うこともでき無いのです。
ただし、全く脱毛効果がないのか?と言うとそうではありません。
近年エステサロンなどで使用する機器の性能が上がっている為、期間や費用、痛みの感じ方に違いはありますが、永久脱毛に違い効果を発揮できるようになっています。
医療機関以外のサロンが増えることは私たちユーザーの選択肢が増えることにもつながりますね。
永久脱毛したのに毛が生えてくる理由
永久脱毛の定義からすると、20%以下で毛が生えてくる可能性があることが分かったわけですがなぜそんなことが起こりえるのでしょうか。
今回はその理由に迫ってみようと思います。
脱毛しきれない産毛が濃い毛に変貌する
レーザー脱毛では、メラニン色素に反応して脱毛効果が得られることが分かっています。
日本人に多いメラニン色素は黒。この黒に反応して脱毛しているのですが、産毛などの色素が薄い毛は脱毛しきれません。
髭のある場所には2万~3万の毛穴が存在しますので、当然産毛も相当数あります。その産毛が摩擦などの刺激から肌や毛穴を守ろうと防衛本能が働き、濃い毛に変わるという事は良くあります。
ニードル脱毛はメラニン色素に関係ないからね。
ホルモンバランスの乱れによる可能性
男性でも女性でも毛が生える原因は、男性ホルモンが影響しています。
正常なホルモンバランスを保っていれば問題がないのですが、バランスが乱れ、男性ホルモンが優位に立たされると毛を生やすことに繋がります。
女性アスリートで肉体を極限まで絞込み男性的な日常を送っていたら、髭が生えてきたと言う話は珍しくありません。これも、ホルモンバランスの乱れによる発毛になります。
南海キャンディーズのしずちゃんがボクシングで身体を鍛えていたら
「髭が生えてきた」
ってニュースでやってたよ。
一度「永久脱毛」をしたからと言っても、毛を作る元となるホルモンが影響すると発毛に繋がる恐れがあります。
ホルモンバランスが乱れる要因
-
- 食生活
- 生活習慣
- ストレス
- 喫煙
- 過度なアルコール摂取
などでも乱れてくるのです。
脱毛中の毛周期の乱れによる可能性
効果のある脱毛を行うために、「成長初期・成長期・退行期・休止期」という4つの期「毛周期」が関係することは以前にもお話をしてきました。
脱毛に効果のある「成長初期・成長期」に当たる毛に、きっちりとレーザー照射をする事で脱毛できることになりますが、毛の存在しない休止期にある毛穴には、いくらレーザー照射をしても受け止めるメラニン色素がないので脱毛効果がありません。
通常は、約2ヶ月程度で毛周期が回っているので、脱毛効果の出る「成長期」にレーザー照射が出来れば脱毛の効果が現れます。
しかし、何らかの原因で毛周期が乱れ、「休止期」のまま脱毛完了となる場合もあります。すると、休止期だった毛穴が脱毛終了後に「成長期」に突入すれば、毛は生えてくるのです。
クリニックの人為的ミスによるもの
先に述べたように「毛周期」の考えの下、「成長初期・成長期」にあたる毛を脱毛していきます。
しかしどの毛が脱毛に適した「成長初期・成長期」に入っているのか?は判断するすべがありません。つまり脱毛のレーザー照射はいわば確率論で脱毛をしているといえます。
その為、脱毛するべき毛にレーザー照射が行われない「照射漏れ」が発生します。また、脱毛機の出力が弱かったと言う判断ミスもありえます。ドクターと言えども人です。完璧はありえません。
良心的なクリニックでは、照射漏れを申告すると、打ち漏れと判断し再度レーザー照射を施してくれる所もあるようです。
アフターフォローにも力を入れているクリニックを選ぶのも良いかもしれませんね。
例えば、永久脱毛の出来る「ゴリラクリニック」では、「ヒゲ脱毛完了コース」6回セット終了後の3年間は1回当たり100円にて脱毛が可能としています。
部位 | コース料金(6回) | コース終了後(1回) |
ヒゲ3部位 | 68,800円 | 3年間1回100円で脱毛し放題 |
ほほ・もみあげ | 58,600円 | |
首 | 45,000円 |
※ ゴリラクリニック公式HPより改変引用(2018.3現在)※ 税抜き表示
永久脱毛した後に再生する毛の量は?
ここまで永久脱毛の効果についてお話してきましたが、結局生えるのであれば脱毛する意味がないのではと思ってしまうかもしれません。
しかし、脱毛前と後では、確実に再生される毛の量が違います。
永久脱毛をした方のクチコミでは...
脱毛完了してから3年経ちましたが、ほとんど生えてきていません。全くと言うと嘘になりますが、3ヶ月に1回シェービングするくらいで済みます。
5年が経過し、最盛期の1割くらい生えて来ました。なので、クリニックに相談したら1年に1回くらい照射をすれば、数回で綺麗になるよと言われ、今ではカミソリが必要なくなりました。
と言う方がいる一方で、
永久脱毛してから5年が過ぎましたが、生えてくる気配はしませんね。肌の調子も見違えるようになりました。
なんて言う方もいます。
まとめ
「永久脱毛」をしたからと言って、一生毛が生えてこないと言うことではないという事。
永久脱毛は医療機関、つまり「医師や看護師」がいる病院やクリニックでしか施術が行えず、それ以外の人が行うと医師法違反に該当するということ。
続いて永久脱毛にかかる期間と費用を実際の価格を参考に見ていきましょう。
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[…] 今までのレーザー脱毛では、毛根部を破壊することで、永久脱毛の効果を得ていました。 […]
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[…] この感覚は正しく、レーザーが髭の発毛細胞を破壊(永久脱毛)したことを表します。 […]
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[…] しかし、レーザーやニードルのように「永久脱毛」を謳える(うたえる)ほどの効果までは実証されていません。 […]
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[…] コイトくん 医療機関を選ぶのは最低限の項目だよね。エステサロンは永久脱毛が出来ないというのを知ったしね。 […]